第13回 GCL/IIWオンライン茶話会(岩尾俊兵氏講演会)
2021年9月29日に第13回GCL/IIWオンライン茶話会特別版 慶應義塾大学商学部 岩尾俊兵先生の講演会を開催しました。
東京大学GCL/IIWに所属する学生間の交流を促進するため、東京大学GCL/IIWの先生方のご協力を得てオンラインでの茶話会を企画しています。
※参加者はGCL/IIW関係者に限定しております。開催日時はメールでの案内をご確認ください。
第13回はオンライン茶話会特別版として、GCL修了生で、現在は慶應義塾大学商学部専任講師の岩尾俊兵先生にご講演いただきました。参加者は25名でした。
岩尾先生には、近著「日本“式”経営の逆襲」で取り上げられている内容を中心としたご講演と参加者とのディスカッションをしていただきました。ご参加頂いたみなさまありがとうございました。
日本“式”経営の逆襲:経営技術のグローバル競争と経営学研究の進化
岩尾俊兵先生 (慶應義塾大学商学部 専任講師)
[発表スライド]
「日本は経営技術を海外から輸入しているが、実はそれらは海外に輸出された日本の経営技術が、海外でコンセプト化されたものである。」講演の前半では、日本が優れた経営技術を持ちつつも、それをコンセプト化できず、経営技術の逆輸入状態になっている現状をご説明いただきました。さらに、製造業におけるカイゼン活動についての参与観察の結果や、イノベーションが起きやすい組織のシミュレーション結果[動画]も交え、日本型イノベーションの可能性やイノベーション政策への提言をご講演いただきました。
ご講演後のディスカッションでは、参加者からの「今話題のフリーランスは経営戦略としてはどのように捉えられるのか?」、「イノベーションのための戦略実施には企業に体力が必要なのでは?」、「企業内のイノベーションの起こし方はスタートアップにも共通するのか?」といった質問に対して、例も交えながらご説明をいただきました。
<参考文献>
岩尾俊兵 著.
日本“式”経営の逆襲.
日本経済新聞出版.
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文責:野寄修平